1998-05-21 ArtNo.15001
◆<馬>MHS、M$30億テクノ・コリドー事業から撤収
【クアラルンプル】マレーシアン・ヘリコプター・サービシズBhd(MHS)は、30億Mドル余を投じてヌグリ・スンビラン州の2217haの土地に航空工業を中心としたハイテク工業パークの開発を目指す、ヌグリ・スンビラン・テクノロジー・コリドー(NSTC)プロジェクトから撤収する方針を決めた。
MHS代表は月曜、ハムダン・モハメッド州議会議員に率いられるFeldaスンダヤン・ビレッジ治安開発委員会の代表に、財政難を理由にNSTC計画から撤退する意向を伝えた。ハムダン議員が19日明らかにしたところによれば、MHSは1996年に結んだ関係用地の買収契約から手を引く。同契約の下、州開発公社(SDC)はMHSの子会社MHSランドから得た資金により、Feldaスンダヤン入植地(約484ha)の住民484人に各120万~140万Mドルを、2年間に4度に分けて支払うはずだった。しかし最初の10%の支払いが行われただけで、残りの支払いは滞っている。
SDCは、MHSに代わるバイヤーを見出し、プロジェクトを進めることになる見通しだ。州政府は、NSTCマスター・プランを先週認可したばかりで、新たなバイヤーはプロジェクトをスムーズに実行できると言う。(MBT:5/20)
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