1998-05-21 ArtNo.14992
◆<星>MMA&アクリリク、依然US$3億売上達成目指す
【シンガポール】住友化学工業は、域内経済環境の急変に関わらず、東亞合成/日本触媒/住友精化と合弁で進める3億米ドルの石油化学事業を実行、3億米ドルの初年度売上目標も達成する方針だ。
住友化学シンガポールのマツカワ氏(MD)が19日、BT紙に語ったところによれば、合弁会社シンガポールMMA&アクリリク・グループ(SMAG)の6工場は今年9月から12月の間に、先ずポリマー・プラント、その後MMA(メチル・メタクリレート・アクリル)モノマー、アクリル酸、エステルと、続々稼働する。既に工事は90%完了し、従業員120人も雇用した。
昨年4月の起工時と現在では経済環境は、大きく変化したが、初年度の売り上げ目標は変えていない。当初製品は域内諸国に輸出する計画だったが、今や域内市場は製品の30%を吸収し得るに過ぎないため、米国、欧州、オーストラリア、中東にも輸出すると言う。(BT:5/20)
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