1998-05-16 ArtNo.14941
◆<馬>Mimos、マルチメディア教材開発ツールComIL完成
【クアラルンプル】マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)フラッグシップ・アプリケーションの1つ、スマート・スクール・コンセプトは、国産マルチメディア・システム、“コンピューター・インテグレ-テッド・ラーニング(ComIL)”システムの登場で今後飛躍的な進展を見るものと期待される。
Mimos(マレーシア・マイクロエレクトロニクス研究所)Bhdのモハマッド・アズナン・シャリフディン主任(CEO)が14日催された、LPCシステムズSdn Bhd及びユニバーシティー・テクノロジー・マレーシア(UTM)とのComILに関する協力覚書調印式後に語ったところによると、Mimosの研究開発(R&D)プログラムの下に開発されたComILは重要なマルチメディア・コースウェア開発ツールとして、ナリッジ・ワークフォースの不足を補うことができる。既にMSCステータスを獲得した127社と目下同ステータスの認可を待っている100社あまりの企業により、向こう5年間には2万4000人の知的労働者が必要とされる。
UTMのパリッド・ワリッド・スリン副総長補によると、同大学はスマート・スクールのカリキュラムに含まれるマルチメディア認定コースの下、ComILを採用した訓練パッケージを教師に提供する。
民間の教育/訓練機関もトレーニング・プログラムの提供をUTMに求めることができる。UTMはトレーニング・パッケージの品質をモニターする。2010年までには小中学校1万校の教師45万人、児童580万人が、情報技術(IT)コースに参加することになる。
コンピューター支援学習/訓練のスペシャリスト、LPCシステムはComILのディストリビューターを務める。ヒシャム・オマル重役(ED)によると、同社は今年末までにCD-ROM版のComIL5000コピーを販売する計画だ。1セット299Mドルの同ソフトウェアは既にアラビア語と日本語バージョンが完成しており、中国語版も7月までに完成すると言う。(NST:5/15)
|