1998-05-16 ArtNo.14935
◆<星>WS社人員整理、トゥアス/KL工場は無影響
【シンガポール】ウェスタン・デジタル(WS)は14日、デスクトップ・ディスク・ドライブの製造を手がけるチャイチー工場の従業員4500人中439人を解雇するとともに、ハイエンド・ドライブの製造を担当するトゥアス工場やクアラルンプル工場の従業員は影響を受けないと発表した。
WSシンガポールのVince Mastropietro副社長兼MDは、供給過剰と値下げ競争の過熱で、チャイチー工場は過去数ヶ月にわたり減産を強いられてきたと、人員整理に至った背景を説明した。
今回解雇された者の内372人は生産従業員、残りは事務員、技術者、管理職で、永住権所持者を含むシンガポーリアンは約70人、残りの大部分はマレーシア人と言う。
再就職の斡旋を依頼されたリクルート会社によると、3Comテクノロジーズには100人、IBMストーリッジ・システムズ・ディビジョンには約30人、アドバンースト・マイクロ・デバイシズには80人の欠員が有り、その他のものも含めると求人は合計約250人に達する。このため解雇者の半ば以上は1ヶ月以内に再就職できる見通しだ。しかし欠員の多くは臨時スタッフで、大部分の企業は正社員の新規雇用を凍結していると言う。(ST,LZ:5/15)
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