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1998-05-16 ArtNo.14933
◆＜星＞シンガポール・パワー、電気自動車の事業化調査開始
【シンガポール】電力／ガスの供給を手がけるシンガポール・パワー(SP)は、専門チームを設けてシンガポールにおける電気自動車の潜在性を調査している。
ＳＰのホー・クオンピン会長によると、9ヶ月前に組織された専門チームは、蓄電池技術の開発、団地や駐車場への充電ステーションの設置、関係建築規則、登記上の電気自動車の分類等に関する調査を進めている。
電気自動車を普及させる目的は、昼間の60％に低下する夜間の電力需要を引き上げるのが狙いで、電気自動車の製造に直接関与する考えはない。電気自動車は国際市場をターゲットに製造せねばならず、最終的に大手自動車メーカーに支配される他ない。
ＳＰは中核とする電力ビジネスに関わる範囲で、この種のプロジェクトに加わる。これは同社が第2基本電話サービス会社、スターハブ・コンソーシアムに参加したのと同じロジックと言う。
一方、シンガポール・ポリテクニック、トランス・アイランド・バス・サービス、グリーン・フューエル・リソーシズが共同開発したシンガポール初の電気バスは、近くイーシュン地区のバス路線を利用して試運転が開始される。観測筋によると、この種の試みが商業的に離陸するにはなお3～4年を要すると言う。(ST:5/15)
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