1998-05-14 ArtNo.14907
◆<馬>サラワク、年初以来アルミナ事業含むM$104億投資認可
【クチン】サラワク州政府は今年第1四半期に52件、総額104億Mドルの製造業投資プロジェクトを認可した。
アバン・ハジ・ジョハリ・トゥン・オペン工業開発担当行政議員が12日の州議会で報告したところによれば、オーストラリア企業グループがビントゥルに100億Mドルを投じてアルミナ精錬施設を設ける計画で、これにより2000人分の新規就業機会が創出される。州政府はさらに多くの重工業プロジェクトをビントゥルに誘致する方針だ。
第1四半期に認可された52件中27件は木材関連プロジェクト、9件は基礎金属及び金属関連プロジェクト、5件は食品関連プロジェクト、3件は化学関連プロジェクト、3件は非金属鉱物/陶器関連プロジェクトで、4件はその他の領域のプロジェクトだった。1997年には通年で128件、9億5380万Mドルのプロジェクトが承認された。
サラワク州政府は大型工業パークの開発に力を入れ、工業用地の競争力ある価格を維持するとともに、投資家のニーズに柔軟に対応できる態勢を整える。またできるだけ短期間に工業パークを開発するため、ターンキー方式や民営化方式が採用され、工業パークの開発/管理/マーケッティングを民間部門が手がけることが歓迎される。また地方の開発を促進する上から、中小の都市に小規模な工業団地を開発することも奨励される。
これまでに6カ所、合計1621haの工業団地が開発され、227社に工業用地が配分された。これらの企業の内77社が既に操業を開始している。これら227社の投資約定額は合計285億Mドルで、1万6100人分の就業機会が創出される。今年に入って以来、TebeduとBekenuにおける2件、合計900万Mドルの工業パーク開発プロジェクトが認可された。(STAR:5/13)
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