1998-05-12 ArtNo.14885
◆<印度>政府、Ennore港の3千クロー拡張計画準備
【ニューデリー】インド政府は、タミール・ナドゥ州Ennoreにおける2000~3000クローと見積もられる港湾拡張計画に民間の参加を求める方針を原則的に決めた。同プロジェクトは2000年に着工される見通しだ。
チェンナイ港から100キロの地に開発中の衛星港Ennoreの第1期工事は1999年末に完成する予定だ。同港では当面、ノース・マドラス火力発電プロジェクト向けの石炭年間1600万トンが処理される。第1期工事のコストは当初見積もりの593.9クローから1000クローに100%アップした。同プロジェクトにはアジア開発銀行が450.45クローを提供、外貨建て部分は307.5クローとなっている。
運輸省は政府が完全出資する法人に同港の経営を委ねる計画で、同時に港湾の運営を監督する公共部門も別に設立される見通しだ。消息筋によれば、第2期拡張計画に民間の参加を求める方針はまだ初歩的なものだが、拡張資金はどうしても民間部門から調達せざるを得ないと言う。(ET,TH:5/11)
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