1998-05-12 ArtNo.14883
◆<印度>横河、ヨコガワ・ブルー・スター支配権益取得目指す
【ムンバイ】ブルー・スター・インディアはヨコガワ・ブルー・スターLtd(YBSL)の持ち分の一部を横河電機に売却する可能性を検討している。
ブルー・スターのAshok Advani会長によると、横河はYBSLに40%、ブルー・スターは29%、それぞれ出資しているが、横河は11%の権益を買い増し、持ち分を51%にすることを希望、ブルー・スターと折衝している。ブルー・スターは今のところ乗り気でないが、それは横河のオファー価格に魅力がないためで、価格さえ納得がいけば、売却に応じる用意があると言う。
アナリストは、YBSL権益売却により、ブルー・スターは中核とするエアコン・ビジネスに集中できるためメリットが有り、現在の市価(106ルピー)でも、仮に29%の権益を全て手放せば、27クローを手にすることができるとしている。
プロセス制御機器メーカーのYBSLの1998年3月期営業額は70.72クロー、純益は4.10クローだった。同社はバンガロールエレクトロニク・シティー・プロジェクトに充当するため、最近1:1の株主割り当てにより17.5クローを調達している。(ET:5/11)
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