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1998-05-12 ArtNo.14877
◆＜馬＞中小企業基金をＭ＄１５億に拡大、融資条件も大幅緩和
【クアラルンプル】アンワル副首相兼蔵相は8日、中小企業基金の基金総額を10億Ｍドルから15億Ｍドルに拡大するとともに、融資条件も大幅に緩和すると発表した。
アンワル副首相はこの日、中小企業代表と会談後、ムスタファ企業開発相、アフマド・ドン中央銀行総裁らとともに記者会見し、以上の消息を明らかにした。それによると昨年12月8日に同相が10億Ｍドルの中小企業基金の発足を明らかにして以来、今年4月末までに僅か41件、合計1億250万Ｍドルの融資が認められたに過ぎず、政府は利用の拡大を促す狙いから、条件の緩和を決めた。
最高融資額が200万Ｍドルから500万Ｍドルに引き上げられる一方、最低融資額は20万Ｍドルから5万Ｍドルに引き下げられた。また融資対象企業の資本金上限は500万Ｍドルから1000万Ｍドルに引き上げられ、当初、輸出志向産業のみだった融資対象も、同条件が撤廃され、全ての中小企業に門戸が開放された。加えて運転資金に充当できる額も当初は融資額の20％に制限されていたが、同条件も廃止された。
また同スキームの下に、融資を提供する銀行も10行から17行に増やされた。融資の返済期間は7年で年利は8％となっている。(NST,MBT,STAR,AT,BT,LZ:5/9)
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