1998-05-09 ArtNo.14870
◆<印度>RCF、複数のパーティーと燐酸二アンモニウム製造協議
【ムンバイ】Rashtriya Chemicals & Fertilizers Ltd(RCF)は肥料原料となる燐酸二アンモニウム(DAP)の製造に関して、Indo Gulf Fertilisers and Chemicals Corporation、Hindustan Zinc、Rajasthan State Minesと個別協議を進めている。
RCFは日産1000トンほどのDAP工場を計画、必要投資額は500クローと見積もられている。消息筋によるとRCFは以下の3つのオプションを検討しているようだ。
第1のオプションはThalに工場を設けること。この場合原料のアンモニアが既に存在するため、パートナーは必要としない。
第2のオプションはHindustan Zinc及びRajasthan State Minesと合弁を組むこと。Hindustan Zincは硫酸をRajasthan State Minesは燐酸塩鉱床を有する。このためこれら二原料にアンモニアを加えてDAPを製造できる。
第3のオプションはIndo Gulf Fertilisers and Chemicals Corporationとの提携で、後者は銅製錬所のガスから硫酸を製造・供給できる。
目下インドは年間140万-150万トンのDAPを輸入している。(FDTH:5/8)
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