|
1998-05-09 ArtNo.14862
◆＜馬＞副首相、特別ユニット設立の主旨説明
【クアラルンプル】アンワル副首相は7日、政府が大蔵省の管轄下に設けた特別ユニットの任務は、政府プロジェクトを手がける企業に迅速な支払いを保証することであって、経営難に陥った企業を救済することではないと強調した。
この日国会通路で記者の質問に応じたアンワル副首相によると、政府は、経済危機の中で困難に直面する企業に支援を提供するため、大蔵省と中央銀行の傘下に2つの特別ユニットを設けた。
1カ月前に大蔵省管の轄下に設けられたユニットは、工事完了後一般に3カ月を要する政府の支払いをできるだけ短縮する他、政府予算の引き締めで請け負ったプロジェクトが延期されたり、取りやめになった企業を援助する。
中央銀行の管轄するバンキング・モニタリング・ユニットは金融問題に直面する企業を支援する。
マスコミはこれらのユニットが、経営難に陥った特定企業を救済するために設立されたかのように、報じたが、これは誤りである。経済危機の中で、政府が全ての企業を救済することは不可能だが、政府には明確な原則と基準が有り、全ての問題はこうした基準に照らして処理されると言う。(STAR,BT,ST,LZ:5/8)
|
|