1998-05-08 ArtNo.14857
◆<印度>Eicherトラクター、自家発電機市場に進出
【ニューデリー】Eicher Tractorsは5月1日からEicher Diesl Gensetと銘打って自社商標の自家発電装置を売り出した。
目下国内市場はキルロスカ製品に支配されているが、Eicherスポークスマンによると、15~25Kvaの同社製品は9万~12万ルピーと、キルロスカのそれを20~30%下回ている。同社は当面デリー、ハルヤナ、ウッタラプラデシュ、ビハールのホテル、農場、劇場、保育園、病院等をターゲットに販売、第2段階ではマハラシュトラ、グジャラートに進出、1999年末までに全国規模のマーケッティングに乗り出すと言う。
その実、同社はこれまでもAlwarのエンジン工場で製造した据付型エンジンを販売してきた。同製品は様々な用途に利用できるが、Eicher製オルターネーターとセットにすれば、自家発電装置として利用できた。
目下同社のAlwar工場のエンジン製造能力は年間3万6000ユニットだが、同社は1998年3月期には年間2万4255台のトラクターしか販売しておらず、据付型エンジンを含めてもAlwar工場の生産量は2万8000ユニットに満たない。したがって自家発電装置の売れ行きが伸びれば、Alwar工場の稼働率も改善される見通しだ。(IE:5/7)
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