1998-05-08 ArtNo.14845
◆<星>GCS、買収した東独発電施設会社を英米証取に上場計画
【シンガポール】シンガポール企業ガスパワー・コエネルギー・システム(GCS)は、アメリカン・インターナショナル・インダストリーズのBaey Lian Pack(馬連璧)会長と共同で先月、ドイツの発電施設会社Maschinenbau Halberstadt GmbH(MBH)のそれぞれ50%の権益を買収した。
アドグランド・アドバタイジング及びトランスビュー・ゴルフの会長も兼ねるブライアン・タン(陳振坤)GCS会長によると、旧ソ連の軍需会社だった創業47年のMBHは、東独政府の管理下に入って後、海軍向けにエンジンの修理やエンジニアリング・サービスを手がけてきた。現在はドイツ人190人が2.5~14MW(メガワット)の発電機の製造に従事、1億米ドル余の手持ち契約を有する。これらの契約はパキスタン、バングラデシュ、アルゼンチンにおける発電プロジェクトに関係している。GCSは今後、ベトナム、インド、南アフリカ等の市場を開拓、また2、3年後には南米、メキシコ、韓国等の企業とライセンス契約を結び、MBH商標の発電施設をこれらの国で委託生産する計画だ。
MBHの今年の営業額は1億5000万~1億8000万米ドル、来年は2億米ドル、再来年は3億米ドルが見込まれる。敷地面積150万平方フィートのMBH工場の資産価値は1億2000万米ドル前後と見積もられ、GCSは、数年内にニューヨーク及びロンドンの証取にMBHを上場させる計画だ。(LZ:5/6)
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