1995-05-04 ArtNo.1484
◆<馬>MAS、新首都空港地上施設に最大M$11億投資
【クアラルンプル】マレーシア航空(MAS)は建設中の新首都空港(KLIA)の地上サービス施設に8億~11億Mドルを投資する。
MASのワン・マレク・イブラヒム重役(MD)が2日明らかにしたところによれば、これらの施設には航空貨物処理施設や機内食サービス施設が含まれる。同社は専属の取締役に率いられるKLIA事業担当部門を設けたが、同部門の新設はタジュディン新会長就任以来同社が進める組織再編計画の一環と言う。またワンMDは赤字経営の国内線サービスを分離独立させる可能性を否定した。同氏によれば、国内航空運賃は極めて低率で、例えばクアラルンプル/ペナン間の航空運賃は100Mドルだが、欧州における同距離の運賃は400Mドルはする。しかし政府が国内運賃の引き上げを認める可能性は薄く、国内線の赤字は国際線の収益で補填する他ない。一部の路線をプラギ・エアーに下請けさせる可能性は有るが、その際もMAS名義で運航される。ワンMDはまた巷間に伝えられるエアバスのA330-400購入契約をキャンセルし、ボーイング777に乗り換えるとの噂を否定、2000年まではボーイング777を追加購入する計画はないと語った。(NST,MBT,ST,BT:5/3)
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