1998-05-07 ArtNo.14830
◆<星>シングテル、通信衛星打ち上げ計画から撤退
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は5日、6億5000万米ドルの通信衛星打ち上げ計画“アジア・パシフィック・モービル・テレコミュニケーションズ・サテライト(APMP)”から撤退したと発表した。
同プロジェクトには中国企業4社の他、シンガポール・テクノロジーズも出資しており、シングテルの12.5%の持分はシンガポール・テクノロジーズにより引き受けられた。これによりシンガポール・テクノロジーズの持分は25%に拡大した。
シングテルによると、同社は衛星通信と海底ケーブル網の双方に多額な投資を行っているため、APMPへの投資は最早不要になったと言う。
シンガポール・テクノロジーズによると、衛星は今年半ばに打ち上げられる予定だったが、打ち上げ軌道の認可取得に手間取り、2000年6月に延期された。また当初は、メンバー6社がそれぞれ2000万米ドルを投資すると伝えられていたが、これまでに実際に投資されたのは合計2000万米ドルに過ぎない。しかし全ての準備作業は既に整い、今週金曜には中国パートナーが新たに6500万米ドルを注入する予定と言う。(ST,BT,LZ:5/6)
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