1998-05-05 ArtNo.14804
◆<馬>SungeyWay、負債軽減目指し資産売却
【クアラルンプル】マレーシアの大手建設会社SungeyWay Holdings Bhd(SHB)は、一連の資産売却を通じて負債の軽減を図る計画だ。
SHBが先週クアラルンプル証取(KLSE)に報告したところによれば、英国拠点のHanson Plcと戦略提携交渉が進められている。週刊投資情報紙The Edgeによると、SHBは傘下の採石場、生コン・ビジネス、Sunway Building Technology Bhdの49%権益を、ハンソンと合弁で設立する予定の新会社Newco(仮称)に注入する計画だ。同新会社にSHBは60%、ハンソンは40%出資する。これにより、SHBは2億5000万~3億Mドルのキャッシュを手にすることができる。
SHBとハンソンはまた同合弁会社を通じて、マレーシアや域内のビジネス機会を開拓する。交渉が順調に進捗すれば、4月27日から90日以内に合弁契約が調印される見通しで、ハンソンは最終的に合弁会社の持分を49%に引き上げることも検討している。
SHBはこの他、ショッピング・コンプレックス、サンウェイ・ピラミッドを2億~3億Mドルで売却する計画で、外人投資家を物色している。
SHBは、Mドルの軟化に伴い米ドル建てユーロボンドを巡る負債が10億Mドル余に膨張、財政難に直面しているが、これらの資産売却計画が成功すれば、負債額は5億前後に縮小する見通しだ。(BT:5/4)
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