1998-05-05 ArtNo.14799
◆<星>2011年までに3つの海水淡水化プラント建設計画
【シンガポール】シンガポールは、マレーシアとの第1次水供給契約が満期を迎える2011年までに3つの海水淡水化プラントを建設する可能性を研究している。
アンモーキオ集団選挙区(GRC)を訪問したリム・フンキアン国家開発相が、住民の質問に答えたところによると、目下10億Sドルを投じてトゥアスに建設中の淡水化プラントが2003年に完成後、2011年までにさらに2つのプラントを設ける可能性が研究されている。これら3つのプラントが完成すると、1日合計4億リッターの水を供給でき、マレーシアとの第1次水供給契約を十分代替できる。
シンガポールは1日120万立米の水を消費しており、その半ばの68万立米は全国14の貯水池や住宅開発局(HDB)ニュータウンの溜め池が供給、残りはマレーシアから輸入している。リー・ヨクスアン通産相は先月の国会答弁の席上、将来の水供給を確保する方策を練る必要を指摘していた。
マレーシアとの水供給契約は2011年と2061年に期限切れになるが、マレーシアのマハティール首相は最近口頭で、契約期限後も引き続きシンガポールに水を供給する用意があることを確認した。(BT:5/4)
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