1998-05-04 ArtNo.14787
◆<馬>Ameron、繊維ガラス・パイプ工場にM$3千万投資
【クアラルンプル】カリフォルニア州カサデナに本社を置く米系多国籍企業Ameron International Corp(AIC)子会社のAmeron Malaysia Sdn Bhd(AMSB)は、ジョホール州スナイ・インダストリアル・パークに設けたファイバーグラス・パイプ・システムの製造工場に向こう2、3年間に3000万Mドルを投資する計画だ。
ライフィダ通産相を招いて先週木曜(4/30)に催された新工場の開所式の席上、Ameron Fibreglass Pipe Groupのゴードン・ロバートソン社長が語ったところによれば、新工場にはグラスファイバー補強エポキシ・パイピング・システムの最先端の製造設備と経験が集約されている。AICがジョホール州に工場進出を決めた理由はマレーシアの石油・ガス産業及びマレーシア経済そのものの潜在性に注目したためだが、AMSBの製品はシベリアやアラスカ、西アジアの石油鉱区でも使用される。
AMSBは1996年に設立され、3万1000平米の敷地における工場の建設は1997年10月に完成した。同工場はシンガポール工場の2倍の規模を有し、従業員は現在の30人から2、3年内に100人に増員される。
世界のファイバーグラス・パイプ市場の25%のシェアを有するAICの6億米ドルの営業額の20%がアジア売上で占められていると言う。(NST:5/1,STAR:5/2)
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