1998-05-02 ArtNo.14779
◆<印度>ER&DC、486PCを先端的通信装置に転換
【ティルバナンタプラム】電子産業局(DOE)傘下のエレクトロニクス・リサーチ・アンド・デベロプメント・センター(ER&DC)は、今や陳腐化した486システムを先端的マルチメディア通信装置として蘇らせるいわゆる“フォー・イン・ワン・システム”の特許申請を行った。
ER&DCのV.P.Kulkarni顧問によると、同システムはインテル486ベースの中央処理装置(CPU)、電話/ファックス制御装置、PC(パソコン)ビデオ・カード、VGAカラー・モニター、ウィンドウズ・ベースのソフトウェアから成り、スロー・スキャンや通常の電話回線を通じた非広帯域データの転送ができる。同システムはアンテナ、ケーブル、CCDカメラからのインプットが可能で、電話交信と同時にスクリーンにスロー・スキャン・イメージをディスプレーできる。
これにより海外勤務のケララ人も故郷に長距離ビデオ電話をかけられ、また農村地域の通信、教育、娯楽手段として利用できる。ER&DCは数年前にニューデリーで催された展示会にプロットタイプを出品、好評を博したと言う。(FDTH:5/1)
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