1998-05-02 ArtNo.14777
◆<印度>Bajajオート、500クロー投じ設備拡張
【ムンバイ】二輪車/三輪車部門の重点的拡張戦略を採用するBajaj Auto Ltd(BAL)は、マハラシュトラ州AurangabadのWaluj工場の拡張に500クローを投じる。BALは明日、ヤシュワント・シンハ蔵相及びゴピナト・ムンデ副主席大臣の臨席の下にアウランガバードで以上の拡張計画の詳細を発表する。
Waluj工場ではスクーター、オートバイ、自動三輪車が製造されている。BALはプーナ近郊Akurdiにも工場を有し、Chakanの第3工場は試運転中だ。当初投資額225クローのチャカン工場は今年第4四半期に商業運転を開始、1999年第3四半期までに年産20万台、2004年までに同100万台を目指す。投資額は最終的に650クローに達する見通しで。これに伴いBALの年間製造能力は現在の140万台から来年末には200万台に拡大する。
観測筋によると、BALはモーターサイクル、モーペッド、スクーターの新モデルを続々市場に投入する計画だが、チャカン工場の準備が整うのは1999年末のため、Waluj工場の拡張は不可欠と言う。
Prime Brokingの報告によれば、BALは、当面はエスコーツ・ヤマハ、1999年以降はTVSスズキの市場に食い込み、そのシェアを拡大する見通しと言う。(IE:5/1)
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