SEAnews 1998-04-27 ArtNo.14713

【クアラルンプル】昨年7％増の45億Ｍドルの売上を達成したシャープ・グループは、今年は二桁成長を見込んでいる。
シャープ・グループの赤穂谷住蔵代表が24日催されたシャーアラムの新本部開所式の席上語ったところによると、今年はマレーシアにおける業務に8億5000万Ｍドルを追加投資する計画で、Ｍドルの軟化が輸出増に寄与するものと予想している。昨年製品の90％を輸出した同社は、今年もほぼ同レベルの輸出比率を見込んでいる。
この日、ツイン・トレーのデジタル・ビデオ・ディスク(DVD)新製品、ＤＶ－880Ｗを発売したシャープは、年内にマレーシアＤＶＤ市場の15％のシェア獲得を目指している。同社幹部によると、マレーシアでは、昨年1万4000ユニット(各社合計)のＤＶＤが販売されたが、今年は年初3ヵ月だけで昨年同期の1000ユニットから9000ユニットに拡大しており、通年では4万ユニットを突破する見通しだ。
一方、ビデオ・コンパクト・ディスク(VCD)の今年通年の市場規模は14万5000ユニットに達する見通しで、同社は30％のシェア獲得を目指すと言う。(STAR,NST:4/25)