1998-04-25 ArtNo.14701
◆<馬>デモンストレータ・アプリケーション開発に70%補助
【クアラルンプル】マレーシア政府はDemonstrator Application(DA)プログラムの下、マレーシア人乃至はマレーシア企業、あるいは地元資本が70%以上を占める合弁会社、公共機関、学術団体、非営利団体、非政府組織(NGO)等によるDA開発コストの最大70%を補助する。
アンワル副首相は、最近クアラルンプルで催されたインフォテック/ITX98会議の席上、デモンストレータ・アプリケーション・グラント・スキーム(DAGS)の発足を宣言するとともに、以上の消息を明らかにした。DAプロジェクトに対する補助は返済する必要がないが、デベロッパーは開発したアプリケーションに対して100%の所有権を保持せねばならない。
席上、全国情報技術委員会(NITC)のアズマン・シャリファディーン常務理事が説明したところによると、1)一定の課題に照準を合わせた小規模な短期(12カ月以内)プロジェクト(ITやマルチメディア技術を用いた新たなアプリケーションの創造や開発を奨励することが目指される)、2)ボトムアップ的新機軸(マレーシアに適した言語/文化に基づきローカル化やカスタマイズされたアプリケーション)、3)地元のニーズを満たすマレーシア固有のデザインやコンテンツ--がDAに含まれる。
DAはライブテストを経て、その真価が立証されれば、大きなスケールで応用される。DAはマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)のフラッグシップ・アプリケーションからのスピン・オフでも有り得るし、またMSCフラッグシップ・アプリケーションに統合されることもできる。
DAはIT文化の拡散を促し、取り分けMSC圏外の者がIT時代の潮流から取り残される不安を払拭する。このためDAは全国ITアジェンダを推進するための主要なイニシアチブと見なされている。(STAR:4/24)
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