1998-04-25 ArtNo.14699
◆<馬>Licom、メキシコにコンピュータ部品工場建設
【クアラルンプル】ライオン・グループ傘下のLicom Technology Sdn Bhd(LTSB)は今年末までにメキシコのJuarexに1500万Mドルを投じてコンピューター用金属/プラスチック部品工場を建設する。
LTSBのT.H.シュー上級副社長によると、メキシコ工場の製品は主に米国市場に輸出される。ポール・チャン重役(GM)によれば、同社の製品の40%、輸出品の60%が米国市場に向けられている。メキシコに工場を設けることにより、NAFTA(北米自由貿易地域)下の関税優遇を享受できる他、ロジスティクス・コストも削減できる。LTSBの他の40%の製品は欧州に輸出され、10%が国内市場に向けられている。
LTSBはまた今年末までに上海に1000万Mドルを投じ、月産10万台のコンピューター・モニター工場を設ける。
国内ではマラッカ工場で8月から19インチ、今年末までには21インチのモニターの製造も開始する。現在は14、15、17インチの製品が製造されている。同社は現在国内モニター市場の50%のシェアを握っているが、今年3月から自社ブランド製品も売り出したことから、市場シェアは60%に拡大するものと予想している。同社は今年に入って以来8億6000万Mドルの輸出売上を達成したが、通年では10億Mドルを突破する見通しだ。(STAR:4/24)
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