1998-04-23 ArtNo.14665
◆<星>ケッペル、フォート・ボニファシオ事業権益買収目指す
【マニラ】シンガポールの政府系コングロマリット、ケッペル・グループは、マニラの金融街マカティに隣接した214haのフォート・ボニファシオ再開発事業権益の買収を図っている。
フォート・ボニファシオ・デベロプメント・コープ(FBDC)スポークスマンが21日語ったところによると、ケッペルはFBDCへの参加に関心を寄せ、目下交渉を進めている。
FBDCは基地再開発局(BCDA)と55:45の合弁会社ボニファシオ・ランド・コープ(BLC)を設立して、プロジェクトを進めている。FBDCにはインドネシアのサリム・グループ傘下のメトロ・パシフィック・コープ(MPC)が62%、フィリピン企業グループが38%出資している。しかしフィリピン企業グループの中に同プロジェクトから撤退を図るものが出ており、ケッペルはこの機に乗じて権益買収に乗り出した。FBDCスポークスマンによると、MPCがその権益を売却する可能性はないと言う。(BT:4/22)
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