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1998-04-23 ArtNo.14663
◆＜星＞向こう数ヶ月間にさらに多くの小売業者が倒産も
【シンガポール】シンガポール小売業者協会(SRA)のテー・バンリアン会頭は21日、このほど管財人指名を申請した百貨店／卸／製造／運輸／観光／不動産開発等を手掛けるパイシーズ・グループに続き、向こう数ヶ月間にさらに多くの小売業者が同じ運命を辿るものと予想した。
テー氏によると、旅行者を主要な客筋とする小売業者の営業額は過去1年間に30％ダウン、地元消費者を客筋とする店舗の売上も少なくとも10～20％の下降を見たが、向こう6ヶ月間にはさらに30％の落ち込みが予想される。こうした下降局面が、短期的に回復に転じる見通しもない。
ＳＲＡ傘下の470社以上の小売業者には、店舗不動産を所有するものおれば、賃借するものもおり、財政状況はそれぞれ異なるが、資産／負債比率が鍵になる。負債比率の高いものは、最近の金利上昇で、返済負担も増している。
ＳＲＡは長期にわたる市況低迷で、会員に対して一層の支援措置を採ることも困難になっているが、店舗賃借料の値下げ交渉にはできるだけ協力していく方針と言う。(LZ:4/22)
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