1998-04-22 ArtNo.14650
◆<星>第1四半期の不動産投資販売、98.7%ダウン
【シンガポール】今年第1四半期の不動産投資販売(不動産開発用地の販売やブロック単位の不動産販売で、個人によるシングル・ユニットの売買は含まれない)は、昨年同期の38億3000万Sドルから4930万Sドルに98.7%の落ち込みを見た。
不動産コンサルタント会社リチャード・エリスの報告によれば、これは主に昨年同期には不動産投資販売の63%を占めた政府の土地セールが完全にストップしたことによる。域内経済の低迷と政府の土地放出引き締めで、今年は全般にこうした低調が持続する見通しだ。
第1四半期の不動産投資販売の3分の2は工業不動産で占められ、残りは住宅不動産だった。投資家の自信は域内経済の不振と金利上昇の影響を受け、後退した。投資収益率は優良オフィス・スペースが3.9%、優良小売りスペースは6%と低調で、金利上昇の中で、投資家の不動産投資に対する関心は冷却していると言う。(ST,LZ:4/21)
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