1998-04-21 ArtNo.14643
◆<印度>Jindal、単独で冷間圧延プロジェクト実行準備
【ニューデリー】OP Jindal Groupの旗艦Jindal Strips Ltd(JSL)は、Ugine等の海外パートナーとの協議が不調に終わったことから、310クローと見積もられる冷間圧延工場(CRM)の建設を単独で進める方針だ。
海外パートナーとの協議が妥結に至らなかった理由の1つは、輸入プラントのコスト高で、ユジーヌは年産6万トンのCRMプラントに2億米ドルの値を付けたが、JSLは同規模の設備を半値以下で建設する計画だ。同社の技術顧問はMeconが務めている。
JSLの計画は目下金融機関により検討が加えられているが、今日金融機関はおしなべて鋼板製造事業に消極的で、その支持を得ることは容易でないものと見られる。しかしJSLは同社のプロジェクトは新規プロジェクトと見なすべきではなく、経営の総合化を図り、既存製品の付加価値を高めるものと見なすべきだと主張している。(IE:4/20)
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