1998-04-21 ArtNo.14638
◆<馬>Likom、フラット・モニターでM$10億売上目指す
【マラッカ】ライオン・グループ傘下のコンピューター周辺機器製造会社Likom Group of Companiesは、独自開発したフラット・スクリーン・モニターに対する旺盛な需要から、今年は昨年の8億6000万Mドルを上回る10億Mドルの売上を見込んでいる。
ライコム・テクノロジーSdn Bhdのシュウ・テクホン上級副社長によると、同社は先頃ドイツのハノーバーで催されたCeBitショー会場に近いホテルの一隅に目玉商品の17インチ・フラット・スクリーン・モニター等を展示した。同社はこれに先だって米国ラスベガスのComdexショーでも、潜在顧客との商談に専心する狙いから展示会そのものには出展せず、やはりホテルに独自の展示スペースを設け、多くの商談を成立させた。
同社のフラット・スクリーン・モニターは、世界的にもトップ・レベルの品質を備えている上、Mドルの軟化に伴い価格競争力も強化しているため、インターネットの普及に伴う大画面/高品質モニター需要の増大の波に乗り、今後益々販路を拡大できる見通しだ。
同社はマラッカ州チェンを拠点にモニターの他、コンピューター・ケーシング、メタル・スタンピング・パーツ、プリント基板、コンピューター・スキャナー、キーボード、精密射出成形部品等の製造を手がけ、中国、メキシコにも製造拠点を設けていると言う。(NST:4/20)
|