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1998-04-21 ArtNo.14630
◆<星>HP社、向こう5年間にR&DにS$3億投資
【シンガポール】ヒューレット・パッカード・シンガポール(HPS)は研究開発(R&D)に向こう5年間に3億Sドルを投資する。
これまでに発表された1億8000万Sドルのプロジェクト以外に、1)“赤外線ワイヤレス光電子工学部品(SPHの世界的な専任事業)”、2)“通信事業会社のための総合的ネットワーク管理ソフトウェア”、3)“専門用途集積回路(ASIC)”、4)“プリント基板(PBC)アセンブリー/集積回路(IC)包装産業向け自動検査機器”の4領域のR&Dが含まれる。
HPSはこれ以前にパームトップPC(パソコン)を含む携帯情報機器製品の開発に4000万Sドル、各種プリンターの開発に8000万Sドルを投資すると発表していた。
HP社は今年2月、対外的には何の発表もせずにシンガポールのプリンター・オペレーション(SPO)を米国に移転、SPOの50人のスタッフは他部門に配置転換した。これは世界的に1000人が影響を受けた組織再編計画の一環で、巷間ではHP社がシンガポールにおけるR&D活動を縮小しつつあると噂されていた。
SPOの元営業課長ルーカス・チュー氏は、「これはバンクーバー、ワシントン、サンディエゴ等の複数のハブに業務を統合する戦略に基づくもの」と説明、HPSのチア・キーンフアット重役(MD)は、「HPSの目標は今や単なる製品開発を超えており、我々はさらに多くのテクノロジー・リサーチ活動を手がけ、国家科学技術局(NSTB)やケントリッジ・デジタル・ラブ(KRDL)との提携を拡大して行く」と語った。
チア氏によれば、SPHは与えられた専門任務を全うできることを証明するとともに、それ自身の能力と会社の要求の接点を見出さねばならない。今日HPSは4つの専門R&Dプロジェクトを有し、これらのプロジェクトについては、製品の開発/製造/販売に責任を負わねばならない。この内3つはPC(パソコン)に関係している。この他、別に3つのR&Dプロジェクトに関与している。
HPSは1984年に最初にキーボードのR&Dを手がけたが、当時シンガポールで開発された仕様がHP社キーボードの標準とされ、社外で委託生産されている。この他、シンガポールではアジア言語のプリンターも開発されたが、同業務は今では別の部門に統合化されている。
新段階のR&Dは最早R&Dスタッフの頭数では評価できず、今後はより多くの資金がR&Dスタッフの再訓練に投じられることになる。とは言えHPSのR&Dスタッフは今後も多少に関わらず増員されると言う。(BT:4/20)
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