1998-04-20 ArtNo.14624
◆<印度>マハラシュトラ州電力局、近く既存発電所の改修入札募集
【ムンバイ】マハラシュトラ州電力局(MSEB)は、民間業界と合弁で州内の既存発電施設に改修と保守を加える計画で、近く同プロジェクトのパートナーを決める公開入札を募集する。
ボンベイ商工会議所(BCCI)が17日主催した「既存発電施設の最適な利用とファイナンス」と題するセミナーの席上MSEBのAsoke Basak会長が語ったところによると、既存プラントの補修は、短期間に電力供給を拡大できる経済的な方法だが、州政府の予算だけでは賄い切れず、民間の協力が必要とされる。
パワー・ファイナンス・コーポレーション(PFC)のUdesh Kohli会長兼MDによると、目下インド国内では、合計発電能力1万1000MWの火力発電所45カ所の134ユニット、合計発電能力6000MWの水力発電所54カ所の105ユニットの補修が必要とされており、そのコストは9000クローにのぼる。
PFCは発電所の補修プロジェクトを優先、最大70%までのコストを融資している。同社はこの種のプロジェクトには14.5%の優遇金利を認めている他、事業化調査に対しては11%の金利で資金を提供している。これまでに130件、総額2000クローの融資が認められ、既に1260クローが実際に貸与されていると言う。(IE:4/18)
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