SEAnews 1995-05-03 ArtNo.1462

【シンガポール】ディジタル･イクイップメント社は、先週当地で世界最高速と自負する新型サーバー及びワークステーションを発表した。
ターボレーザーのコードネームを持つエンタープライズ・サーバー“アルファサーバー8400”と、デパートメンタル・サーバー“アルファサーバー8200”は、世界で初めて64ビットのアルファ21164チップを搭載、毎秒10億の指示を走らせることができる。8200機種は6台、8400機種は12台までプロセッサーを接続でき、前者のメインメモリーは6ＧＢ(ｷﾞｶﾞﾊﾞｲﾄ)まで、後者は14ＧＢまでサポートできる。アルファサーバーの巨大容量をフルに活用するため、データベース販売のオラクルも新製品オラクル7を発売した。ディジタル社によれば、8400機種に装備されたオラクル7は、32ビットサーバーの200倍の速度でデータを処理できる。一方、ＣＡＤや地学的情報システム等に携わる科学者やエンジニアをターゲットとしたアルファステーション250は、ディジタルユニックス（以前のＯＳＦ／1）、オープンＶＭＳ、ウィンドウズＮＴの3種類のオペレーティング・システムに対応、クロックスピードは266ＭＨｚだ。価格は、アルファサーバー8200が20万7000Ｓドルから、8400は42万Ｓドルからとなっており、アルファステーション250の価格は後日発表されると言う。(BT:5/1)