1998-04-20 ArtNo.14617
◆<星>著作権侵犯の根絶目指し光ディスクを統制品に
【シンガポール】シンガポール政府は、ソフトウェア著作権違反を根絶する狙いから、製造業統制条例及び輸出入統制条例に修正を加え、オプティック・ディスクを統制品に指定する。
通産省のタン・グアンセン上級政務次官が17日催された光ディスク製造業者9社の業界準則調印式の席上明らかにしたところによると、新規則の下、経済開発局(EDB)の認可を得た製造業者のみが、マスターレコードの作製や複製用の機材の輸入を認められる。同認可の条件の1つは著作権侵犯を行わないことで、こうした条件に違反したものはライセンスを取り消される。
また関係機材を再輸出するために輸入したり、使用した後、譲渡/再輸出/廃棄する際には、事前に貿易開発局(TDB)の認可を取得せねばならない。同規則に違反したものには、10万Sドルまたは関係機材の評価額の3倍のいずれか高い方の罰金が科される。再犯者には最大3年間の懲役と20万Sドルもしくは関係機材の4倍のいずれか高い方の罰金が科される。
この日、関係準則に調印した企業には、クリエイティブ・テクノロジー、データ・パルス・テクノロジー、ジェネラル・マグネチクス、SMサミットが含まれ、これらの企業は著作権所有者及び政府に協力し、著作権侵犯の撲滅に努めることを約束した。(ST,BT,LZ:4/18)
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