SEAnews 1998-04-18 ArtNo.14607

【クアラルンプル】米国拠点の石油化学品研究／製造会社Amptron Corporationは、クアラルンプル証取(KLSE)二部上場のHai-O Enterprise Bhd及びGolden Quotation Sdn Bhdと合弁で、Jet Turbo-X、DM-X商標の潤滑油を主に輸出市場向けに製造する。
Amptronの創設者Deo Reloj Jr会長が16日催された関係合弁契約覚書の調印式後に語ったところによれば、潤滑油や石油化学派生品の製造では世界第6位にランクされる同社はプロジェクトに30％出資、マレーシア側パートナーが70％を引き受ける。授権資本2000万Ｍドルの合弁会社が30日以内に設立され、6ヶ月以内にクラン・バリー地区に製造／包装施設が設けられる。Hai-O Enterprise BhdとGolden Quotation Sdn BhdはこれまでAmptronのディストリビューターとエージェントを務めてきた。
Jet Turbo-XおよびDM-Xは、最新式、ハイテク・エンジンの需要を満たすとともに、従来のエンジンにも使用でき、通常の潤滑油に比して4～5倍、エンジンのパフォーマンスを高め、コストも削減できる。このためマレーシアにおける市場シェアも現在の1％以下から3、4年内に5％前後に高める。とは言えメインは輸出市場で、当面タイ、香港、シンガポール市場を開拓、更にフィリピン、ベトナム、インドネシア市場への進出を目指す。同社は今年、1500万～2000万米ドルの売上達成を見込んでいると言う。(NST:4/17)