1998-04-18 ArtNo.14604
◆<星>シーゲート、US$1.2億四半期純損失、改善の兆しも
【スコッツバリー】シンガポールを主要な製造拠点とするシーゲート・テクノロジーは4月3日締め第3四半期に1億2850万米ドル、1株当たり53米セントの純損失を計上した。同社は前年同期には2億5680万米ドル、1株当たり1.01米ドルの純益を計上していた。
第3四半期には、売上も前年同期の25億米ドルから16億8000万米ドルに33%下降した。シーゲートは値下がりと需要軟化が業績不振の主因とするとともに、仮に労働者1万人の整理に伴う1億5670万米ドルの引当がなければ、1株当たりの損失は10米セントに収まったはずとし、ビジネスは部分的ながら改善しつつあるとコメントした。
同社は供給過剰は短期的に改善が見込めないとしているが、アナリストはシーゲートの一部の製品、取り分けハイエンド製品に対する需要は高まっていると指摘する。アル・シュガート重役(CEO)も、「組織再編と冗員の整理で、生産性は向上しており、この点から自分は強気になっている」と語ったが、第4四半期の業績に関するコメントは控えた。(ST,BT:4/16)
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