1998-04-18 ArtNo.14601
◆<星>フランス企業、フラートン・スクエア建設契約獲得
【シンガポール】不動産王ン・テンフォン氏が個人所有するファー・イースト・オーガニゼーション(FEO)傘下の2企業、シンガポール証取(SES)上場のオーチャード・パレード・ホールディングズ(OPH)と香港上場のシノ・ランドは、シンガポール・リバー河畔のフラートン・スクエア再開発プロジェクトのメイン建設契約をフランス企業Dragages et Travaux Publics(DTP)に1億6400万Sドルで発注した。
昨年12月に同地を1億1000万Sドルで落札したシノ・ランドとOPHは、シンガポールの代表的歴史建築物に数えられるフラートン・ビルをホテルに改装、隣に新商業コンプレックス“ワン・フラートン”を建設する。ワン・フラートンは6000平米のオフィス/展示場/レストラン・スペースと300台収容の駐車場を備える。ホテルとワン・フラートンの建設工事は6月にスタートする見通しだ。
建設費とプロフェッショナル・フィーの合計は2億Sドルと予想され、土地代を含めると総開発コストは3億1000万Sドルになる。合弁会社は同プロジェクトをファイナンスするため、今年1月にDBSバンクと2億Sドルのターム・ローン契約を結んでいる。(ST,BT,LZ:4/17)
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