1998-04-16 ArtNo.14579
◆<印度>インディアン・ペトロケミカル、戦略パートナー物色
【ムンバイ】インディアン・ペトロケミカルズ・コーポレーション(IPCL)の政府持分を現在の60%から26%に引き下げ、戦略パートナーに25%の持分と経営権を認めると言う、民営化委員会の提案を巡り、IPCLは今月中にも政府と協議を行う。
観測筋によれば、民営化委員会の提案には、少なからぬ不明瞭な点が存在する。、例えば同委員会の提案は、戦略パートナーに25%のシェアを与えるとする一方、このことを通じて市場独占を生じさせてはならないと述べている。と言うことは、国内の主要プレーヤーは戦略パートナーにはなれないことを意味する。
またIPCLは1億7500万米ドルの外貨建て転換社債の発行を認められており、これだけでも政府の持分は2002年には26%に下降する。
しかし某アナリストはスワデシ(経済国粋主義)を標榜するインド人民党(BJP)政府が、IPCLの民営化計画そのものを棚上げし、政府が引き続き支配権益を維持する道を選ぶ可能性も大きいと見ている。(IE:4/15)
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