1998-04-16 ArtNo.14573
◆<星>液晶表示装置メーカーVikayの再建に10社以上が関心
【シンガポール】財政難から法定管財人の管理下に置かれた地元液晶ディスプレー・メーカー、Vikay Industrial Ltd(VIL)の再建に10社以上が関心を表明しており、来月半ばには通常の業務に復帰、上場資格も回復できる見通しだ。
VILが14日発表したところによれば、これらの企業は近く新資金注入と再編に関する提案書を提出、順調に行けば来月半ばには新投資家と管財人の間で協定が結ばれる見通しだ。
シンガポール、マレーシア、中国、香港、欧州、米国に業務を展開するVILは、1997年6月締め上半期に1480万Sドルの損失を計上、同年12月には1億1300万Sドルの負債を抱えたまま管財人の管理下に置かれた。
管財人に指名されたKPMGピート・マーウィックのタム・サイチョン氏は、再編が完了すれば、債権者は支払を受けられ、VILの再上場も可能になるとの見方を示した。(ST,BT,LZ:4/16)
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