1998-04-16 ArtNo.14569
◆<星>政府、3施策通じ製造業の成長確保:副首相
【シンガポール】最近の域内経済危機はハイテク/高付加価値製造業センターとしてのシンガポールの優位を証明したが、近隣諸国は危機を乗り越えた後、贅肉を落とし、より強力な競争者として台頭するものと見られる。
リー・シエンロン副首相は14日催されたヒタチ・ニッポン・スチール・セミコンダクターズのタンピニース工場開所式の席上、以上の見通しを示すとともに、科学技術の強化、人材資源の管理、卓越した地元企業の育成の3施策を通じて、国内経済の長期的支柱として製造業の成長と発展を確保する政府の方針を明らかにした。
シンガポール競争力委員会(CSC)傘下の製造業部会は既に長期的な製造業振興策を立案しており、同部会の座長を務めるエッソ・シンガポールのクワ・チョンセン会長は近く政府に関係意見書を提出すると言う。
リー副首相はまた、日本経済の不振で最大投資国の日本からの投資が減少する可能性を指摘した。(ST,BT,LZ:4/15)
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