SEAnews 1998-04-14 ArtNo.14551

【ムンバイ】Essar Steel Ltd(ESL)は1997／98年度に生産水準を前年比14％増の148万トンに拡大したものの、個々の製品市場におけるシェアを後退させた。
熱間圧延コイル(HRC)の生産量は152万トンと、19％の成長を見たものの、190万トンの目標は実現できなかった。
1997／98年度のスタート時点の設備稼働率は75％だったが、第1四半期には火災と運輸労働者のストライキで約1カ月にわたり操業停止を強いられた。しかし第4四半期には100％の稼働率を達成した。
同年の熱間圧延製品の輸出は前年の25万トンから35万トンにアップ、ＨＲＣ輸出では2年連続国内トップの座を維持した。ＨＲＣの国内販売も113万トンとトップの座を守ったものの、市場シェアは縮小した。
ＥＳＬの冷間圧延製品市場シェアは30％と、前年をほぼ5％ポイント下回った。ＬＰＧの市場シェアは38％と、4％ポイント・ダウン、プレート／シート部門ではＳＡＩＬに次ぐ14％のシェアを占めたが、これも前年を約7％ポイント下回った。(ET:4/13)