1998-04-14 ArtNo.14546
◆<馬>Impianas、初の公衆無線移動データ通信網構築
【クアラルンプル】マレーシア初の公衆移動無線データ通信網の営業ライセンスを認められたImpianas Sdn Bhdは、今月からネットワーク構築の第1期プロジェクトに着手する。
Impianasのイスマイル・ヤハヤ重役(GM)によると、Lityan Holdings子会社のImpianasは、昨年11月に関係ライセンスを取得した。英国拠点のRacal Messenger Ltdが開発したRacal Widanet Systemを応用したネットワークの構築コストは6000万Mドルで、内40%の資金が第1期工事に投じられる。
413メガヘルツ(MHz)の同システムはラジオ・ネットワーク・マネージメント・センター(RNMC)、ベース・ステーション、X25パケット・スイッチットゥ・データ・ネットワーク“Wavenet”、ワイヤレス・ラジオ・モデム付きエンド・ユーザー・ターミナルから成り、ショート・メッセージの伝達、車両の追尾、公益事業のメーター検査等に利用できる。
第1期プロジェクトではRNMCの開設とクラン・バリー地区における25のベース・ステーションの据付が行われる。RNMCと最初の11のベース・ステーションは来週末までに納入され、来月半ばまでにネットワークの調整作業が開始される。そして来月か再来月には初歩的なインフラの整備が完成し、7月には稼働する見通しだ。残りの14ベース・ステーションも9月中に据付けられる。
2年目にスタートする第2期工事では、ペナン、ジョホール、南北ハイウェー沿線までネットワークが拡張され、第3年目には半島東海岸と東マレーシアもカバーされると言う。(コンピュータイムズ:4/13)
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