1998-04-09 ArtNo.14496
◆<星>DBS新CEO人事、JPモルガン元幹部に白羽の矢?
【シンガポール】S.ダナバラン元外相(60)はシンガポール航空(SIA)会長を辞し、5月9日付けでDBSバンクの会長に就任するが、前任者のように最高経営者(CEO)を兼ねない。このため同行の新CEOの人選に注目が寄せられている。
DBS筋はCEOの人選は未定としているが、巷間に伝えられるところでは、JPモルガン元幹部が新CEO候補者に名が上がっており、DBSは新CEOの指揮下にグローバル・プレーヤーを目指すと言う。
DBSトップの交代は、政府系企業(GLC)と法定機関の一連の人事異動に伴うもので、総理府/SIA/DBSバンク等が6日発表したところによると、SIA取締役会のメンバーを務めるフレーザー&ニーブ・グループのマイケル・ファム会長が、ダナバラン氏に代わりSIA会長に昇格する。
DBSバンクのギャム・トンダウ現会長兼CEO(60)は5月9日付けで退任、8月1日付けで中央積立基金局(CPFB)会長に就任する。
CPFBのアンドリュー・チュー会長(68)は退任後、8月1日付けで公共サービス委員会(PSC)の会長に就任する。華聨銀行(OUB)のリー・ヒーセン会長(72)は、これに伴いPSC会長を退任する。(BT,ST,LZ:4/7)
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