1998-04-09 ArtNo.14495
◆<星>ショッピング・モールへの賃貸料値下げ圧力高まる
【シンガポール】小売業の低迷が続く中で主要ショッピング・モール・オーナーに対する、賃貸料値下げや広告支出の拡大を求めるテナントの圧力が高まっている。
一部のテナントは50%の値下げを要求、受け入れないなら、店を閉じると警告を発しているが、オーナーらは、「テナントの窮状は理解するが、賃貸料の引き下げには選択的に応じている」としている。
センターポイント、ミレニア・ウォーク、ウィスマ・アトリア、サンテク・シティー、ザ・フォーラム、チャイナタウン・ポイント、パルコ・ブギス・ジャンクション、パークウェー・パレード等は、既に賃貸料を値下げ、その他の支援措置を講じている。
消息筋によれば、DBSランドが所有するクラーク・キーは選択的な賃貸料の引き下げを認めており、トーシン・デベロプメントと高島屋シンガポールは130テナントの代表との会談に応じたとされる。
不動産コンサルタント会社、ナイト・フランクは、「小売り不動産の不振は過去6年半にわたる過剰供給が主因で、年間新規需要が平均4万5000平米であるのに対し2001年までの供給量は27万7550平米に達する」と指摘した。(BT:4/8)
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