1998-04-08 ArtNo.14478
◆<星>SCB/NUS/Gemplus、電子取引技術を共同開発
【シンガポール】スタンダード・チャータード・バンク(SCB)、国立シンガポール大学(NUS)、Gemplusテクノロジーズ・アジアは、コンソーシアムを組織し、エレクトロニク・コマース技術の開発を手がける。
SCB幹部が最近記者会見したところによれば、同コンソーシアムが用いるエリプティク・カーブ・クリプトシステム(ECC)は使用するメモリが比較的小さいため、1枚のカードにより多くの機能を搭載でき、コスト効率も良い。この種の技術をEコマース上で使用するのは初めての試み。コンソーシアムは明年半ばにもECC技術を応用したカードを試験使用する。
Gemplusはスマートカードの設計面の技術とノーハウを、SCBは商業目的の応用を、NUSはセキュリティー問題の研究を、それぞれ担当する。
一方、SCBとNUSが共同開発し、昨年発表したスマート・エレクトロニク・ロイヤルティーE.コマース・トランザクション(SELECT)は、インターネット上において、あるいはシンガポールの各地に据え付けられたゴールドトロン・キオスクにおいて、国内や国外の様々な商品を購入できる。目下同カードは試用期間中で、今年第3四半期に本格的な利用が可能になる。(LZ:4/6)
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