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1998-04-08 ArtNo.14476
◆＜星＞モービル石化コンプレックス協議最終段階に：ＥＤＢ会長
【シンガポール】石油化学コンプレックス建設に関するモービルとシンガポール政府の協議は最終段階を迎えており、近く関係発表が行われる見通しだ。
消息筋によれば、両サイドの弁護士が詳細を詰めており、モービルの幹部もシンガポールに滞在していることから見て、ポジティブな発表が行われる可能性が大きい。
ＥＤＢのフィリップ・ヨー会長は2月の初め、政府が投資奨励措置に関する最終オファーを既に提示したことから、3月末にもモービルが結論を出すとの見通しを語っていた。
ヨー会長が当時語ったところでは、シンガポールはモービルのプロジェクト誘致で、他国と競争している訳ではない。問題は、市場動向であり、タイミングは適当か、顧客は存在するのか、モービルに実行の準備ができているか否かが問われている。原料コストは下降しているが、石油化学製品も大幅に値下がりしている。その反面域内経済危機で、向こう2、3年は新たな競争者が登場する可能性も少ない。プラスもマイナスも有るが、初期の損失に耐えられるかどうかが鍵になる言う。
ＥＤＢは戦略プロジェクトには通常30％まで出資するが、ある種のケースでは、50％の出資にも応じると言われる。しかしヨー会長はこの点に関してコメントを控えた。(BT:4/6)
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