1998-04-06 ArtNo.14464
◆<星>競争力委員会、労働者の技能開発強化で諸提案
【シンガポール】政府は競争力委員会により提案された国際水準の労働者の隊伍を育成するための諸施策を支持する。
リー・シエンロン副首相が3日、サンテク・シティーで催された全国生産性運動の開幕式の席上語ったところによると、競争力委員会の提案には以下の諸点が含まれる。
1)目下月給1000Sドル未満の労働者についてのみ、雇用主に義務づけられている技能開発基金(SDF)積立を、月給1000Sドル以上の労働者にまで拡大する。
2)技能再開発プログラム(SRP)を拡大し、より多くの雇用主に労働者の再訓練を奨励する。
3)技術教育研究所(ITE)及び高専の提供する訓練に、情報技術(IT)やロジスティクス等、ハイエンド・サービス関連技術も含める。
4)シンガポールを、アジア太平洋地域における経営管理やビジネス開発関連の教育センターにする。
リー副首相によると、政府はSDF積立義務の適応対象を拡大することを支持するが、経済の先行きが不透明な現在直ちに実行するのは妥当でない。また技術訓練は、労働者の就業を容易にし、ハイ・サラリーを約束するものでなければならないと言う。(ST,LZ:4/4)
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