1998-04-04 ArtNo.14455
◆<印度>政府、今年は70%増の外国直接投資の誘致目指す
【ニューデリー】インド人民党(BJP)政府は1998/99年度に、前年実績の35億米ドルを70%上回る60億米ドル(2万3000クロー)の外国直接投資(FDI)を誘致する計画だ。
インド工業省のT.R.プラサド次官によると、少なからぬインフラ・プロジェクトの外国投資家が新政権の誕生を待って、投資計画を据え置いていたが、これらのプロジェクト、特に電力、通信事業の活性化だけで、向こう数週間にFDIの大量流入が見込める。
一部の基本電話ライセンス所持者は、二次競売や入札を募集しており、このことも外資の流入につながるものと見られる。このため60億米ドルのターゲットは容易に達成できる見通しと言う。
しかし業界筋は、当局の官僚主義的手法が投資環境を台無しにしており、一部の外国投資家はインドからの撤退を図っていると指摘している。(ET:4/3)
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