1998-04-04 ArtNo.14450
◆<馬>インテル、今年US$4.3億投資
【ペナン】インテルはバヤン・ルパス・フリートレード・ゾーンおよびクリム・ハイテク・パークの検査/製造施設、そしてバヤン・ルパス空港に隣接した総合的な倉庫施設に年内に4億3000万米ドルを追加投資する。
インテルのクレイグ・バレット社長兼CEOが2日語ったところによると、これは今年のアジアにおける13億米ドルの投資計画の一部で、世界的にも1996年の45億米ドルから50億米ドルに投資額を拡大する。今年はPC(パソコン)市場の15~18%の成長が見込める。
マレーシアには1972年以来、12億米ドルを投資してきたが、新規投資は主に製造ラインの増設、取り分けペンティアムⅡプロセッサーの生産能力拡張に当てられる。
インテルは東南アジアにおけるそのプレゼンスと投資に依然として自信を抱いている、何故なら現在当地域が直面する経済危機は、その復興に際して全ての者に巨大な成長の恩恵を提供するからである。PC需要はここ2年間ほどは減退するが、状況が安定すれば、経済危機発生以前よりも高い水準が回復される見通しだ。
今年第1四半期の売上がアナリストらの予測を10%下回るとアナウスしたことに触れ、バレット氏は、アジアの経済危機は主要な原因ではなく、米国及び欧州のPCメーカーからの受注が弱まっており、加えてサブUS$1000PCに対する関心の高まりが短期的に同社の業績に影響を及ぼすとの見通しを示した。アジアの営業額の伸びは1996年の6%から1997年の19%に加速したと言う。
バレット氏はオーストラリアのビクトリア州における製造事業に60億米ドルを投資するとの報道に関して、現状ではマスコミの純粋な憶測と言う他ないと語った。(STAR,NST,BT:4/3)
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