1998-04-04 ArtNo.14448
◆<星>カーテン・ウォール会社、向こう2年の増益達成に自信
【シンガポール】最近、シンガポール証取(SES)メインボードに上場を果たしたハイテク・ファサード(建物の外面)/カーテンウォールの設計/製造/エンジニアリング会社Permasteelisa Pacific Holdings(PPH)は2日、域内経済危機にも関わらず、手持ち契約だけで向こう2年間の収益の成長は維持できると自信を表明するとともに、別に2億Sドル相当の入札に参加しており、年内に一層の新規契約も見込めるとの見通しを発表した。
PPHは1997年12月期に、前年比38%増の1280万Sドルの純益を計上したが、Wayne Barclay重役(ED)によれば、現在の手持ち契約は3億2500にのぼり、向こう2年間に如何なるリセッションが発生しても乗り切ることができる。昨年の業績にはマレーシア、香港、中国の新子会社が貢献した。
しかしPPHは、今年の成長見通しに関しては控えめで、シンガポール、香港、オーストラリア、中国市場に照準を合わせるとしている。シンガポールは公共/民間両部門とも健全で、香港では既にチェクラプコク空港プロジェクトを受注している。オーストラリアはオリンピックを前にしたでブームが生じており、中国は引き続き堅調な成長が見込めると言う。(ST,BT:4/3)
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