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1998-04-04 ArtNo.14446
◆＜星＞ドイツ国防工学会社ラインメタル、東南アジア事業拡張
【シンガポール】ドイツの国防工学／電子産業上場会社Rheinmetal AGは、アジアにおける電子部門の営業額を2001年までに3倍の2億マルク(S$1.76億)以上に拡大する計画だ。
子会社Hirschmann Electronicsのアジア太平洋地域事務所の開所式に出席するためシンガポールを訪れたRheinmetall Elektronik AGのKlaus Eberhardt会長によると、アジア営業額は、ラインメタル・エレクトロニクの昨年の売上の3％を占めたが、同比率を2、3年内に10％、2億マルク以上に拡大する。
アジアにおける電子製品売上は今年1億マルクの大台に乗り、総営業額の8％を占める見通しだ。電子部門の売上の伸びは、プロセス自動化、自動車用電子、通信機器に牽引され、中でも日本、中国、シンガポール、マレーシアの売上が先頭に立つものと予想される。
シンガポールには、Preh Singapore Pte Ltdが1976年に、Heimann Systems Asia Pacificが1995年に、それぞれオフィスを設けたが、1999年末までにこれら両社を1つの屋根の下に統合する。
Hirschmann Electronicsは通信機器、Prehはデータ技術や消費用電子製品部品、Heimann Systemsは貨物や手荷物検査用Ｘ線機器を手がけ、3社合計50～60人を雇用している。同従業員の数は3～5年内に100人に増員される。
しかしシンガポールではセールス、エンジニアリングとロジスティクス業務のみが手がけられ、まだ製造業務を手がけるか否かは決定されていない。とは言え市場動向やプロジェクトの性格により、今後製造業務が手がけられる可能性は少なくないと言う。(BT,LZ:4/3)
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