1998-04-03 ArtNo.14433
◆<星>第1四半期に不動産価格、前期比8%ダウン
【シンガポール】今年第1四半期の土地付き住宅価格は昨年第4四半期に比べ8%、非土地付き住宅は5.9%下降、1996年5月の投機抑制措置導入以来最大の落ち込みを見た。
ジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)は1日発表した四半期報告書の中で、以上の調査結果を示したが、この日やはり第1四半期のレポートを発表した他の不動産コンサルタント会社2社も、同様の数字を挙げ、3社ともに今年後半に一層の値下がりを予想している。
最も悲観的なコリアーズ・ジャーディンは今年末までに少なくとも15%の値下がりを予想、ナイト・フランクは今後6カ月の値下がり幅を5~10%としている。JLWは今後の値下がりは、より穏やかなものになるものの、開発業者は15~20%のディスカウントをオファーせぬ限り、バイヤーの関心を引くことはできないとコメントしている。
また今年第1四半期には住宅賃貸料も全島的に平均5%下降、優良地区以外の物件については8.6%値下がりしたと言う。(BT,ST,LZ:4/2)
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